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カナダでの暮らし

■■■ いちばんお勧め ホームステイ ■■■

 ホームステイは、カナダの一般的な暮らしに直接触れることができ、
 文化や生活習慣を学ぶ最高の機会を与えてくれるだけでなく、
 日常生活レベルの英語(フランス語)に常に接するため、
 語学力の向上には一番の近道になります。

 ホストファミリーはボランティアではありません。
 家賃と食費を支払い、家族の一員として暮らす

   「大家さんのお家に下宿」

 をイメージしてください。

 留学当初はファミリーがいちばん身近で頼れる存在となりますので、
 少なくともはじめの1~3ヶ月はホームステイをお勧めします。


 通常、ホストファミリーの選定に際し、

   1 喫煙しますか?
   2 小さい子供がいても良いですか?
   3 ペットがいても良いですか?

 という3点の確認をします。

 これにNOと答えた場合、必ず希望に沿うファミリーを紹介されます。
 しかし、例えば「子どもOK」という生徒さんでも、
 子どものいない家庭になることはあります。

 アレルギーその他特別なご希望のある方は事前に相談が必要です。


 いくら滞在費が支払われるからといっても、
 赤の他人の留学生と生活を共にすることは、ファミリーにとっても
 リスクを伴うものであり、好意がなければできないことです。

 全てが期待通りになるとは限りませんし、
 むしろ思いどおりにならないことはたくさんあるでしょう。
 でも、これも留学の経験のひとつだと思って受け入れてみましょう。

 他人同士が一緒に生活することには、行き違いや価値観の違いなど
 衝突が生じて当然ですが、
 ファミリーが好意を持って受け入れてくれたことを
 忘れないようにしてください。


 それでも何か問題があれば、
 必ず学校のスタッフや私に相談してください。

 たいていの問題は言葉の行き違いによる誤解なので、
 誰かが間に立って正しい言い分が伝われば、

  「あ、そうだったの(笑)」

 とあっさり解決してしまうことがほとんどです。

 また、

  「子どもが毎日ケンカするのでうるさくて勉強できない」
  「学校から遠すぎ・・・」

 など、やむを得ない場合はファミリーを変更することができます。


(食事)
 
 学校により若干規定が異なりますが、通常1日3食の食費が含まれて
 います。カナダの食生活は、朝食はシリアル、夕食はパスタやパン、
 肉料理など、ごくシンプルなものです。
 主菜、副菜、ごはん、汁物といった食生活に慣れている日本人にとって、
 そのシンプルさに驚くことも多々あります。昼食は家庭にある食材を
 使って、各自サンドウィッチなどを作り学校へ持っていきます。
 基本的に家庭にある食べ物は自由に食べて構いません。

(洗濯)

 1週間に1度が普通ですので、1週間分の着替えを用意しましょう。
 自分で洗濯する場合がほとんどですが、各家庭の方針に従ってください。
 洗濯機、洗剤は家庭のものを使って構いません。


(シャワー)

 15分が目安。タンク式水道のため、お湯を使いすぎると他の人が
 使えなくなります。バスルームはトイレと一緒になっていて、
 使っていないときは通常ドアは開けてあり、閉まっているときは
 誰かが使っています。バスルームを出るときは軽くドアを開けておく
 ようにします。シャンプーや歯磨き粉、タオル、ドライヤーなど
 個人的に使うものは各自で準備するようにしましょう。


(電話)

 カナダの市内通話料金は無料ですが、電話を使う前に必ずファミリーに
 声をかけてください。長距離電話や国際電話は、コレクトコールにするか、
 コーリングカードを使い、ファミリーへ電話料金の請求が行かないように
 するのがマナーです。

 ※ 国際コーリングカードには、使った分だけ日本の口座から引き落と
  されるものや、現地で購入できるプリペイドタイプのものがあります。


(プライバシー)

 ファミリーはよほどのことがない限りあなたの部屋には入ってきませんが、
 貴重品は鍵のかかるスーツケースなどに保管してください。
 また、カナダでは部屋のドアが閉まっているときは「話しかけないで」
 という意味になりますので、部屋にいる間もなるべくドアは開けておく
 ようにしましょう。
 そうすれば、ファミリーが気軽に声をかけてくれます。



(喫煙)

 家庭内、屋内での喫煙はできません。
 喫煙される方は、喫煙しても良い場所と吸殻をどこへ捨てればよいのかを
 ファミリーへ必ず確認してください。


(ファミリーとのつきあい方)

 家族の一員として、積極的にコミュニケーションを図って滞在することが
 ホームステイの基本。
 家庭のルールを尊重してお互い気持ちよく暮らせるように務めましょう。
 分からないことは何でもファミリーに確認してください。
 また、カナダと日本では生活習慣やものの考え方が大きく異なりますので、
 日本の価値観をそのまま持ち込んでしまうと、ストレスやトラブルの原因
 になります。
 文化や価値観のギャップも吸収して、柔軟に対応するようにしましょう。

 カナダでは19歳で大人として扱われます。
 中学生ともなれば、自分の部屋の片付けやベッドメイキングはもちろん、
 食事の後片付けなどは自分でするのが常識。
 当然、大人である生徒さんに対して、ファミリーが生活全般のお世話を
 してくれるということはありません。逆に生活や行動についてあれこれ
 詮索されることもありませんが、出かける前には外出先や帰宅時間、
 夕食が要るのかといったことは必ず誰かに伝えて、ファミリーに
 余計な心配をかけないよう節度をもって行動しましょう。

 また、カナダ人はストレートですので、言わなければ絶対に分かって
 もらえません。「これぐらい察してくれるだろう」という考えは捨てて、
 はっきり意思表示する習慣を身につけることが、オープンで快適な関係
 を築く近道です。
 そのためにも、普段から意識してコミュニケーションをとりましょう。


(トラブルがあったら?)

 ファミリーとのトラブルのほとんどは、言葉の壁やコミュニケーション
 不足による単純な誤解から生じています。
 困ったことがあれば、まずファミリーと話し合うのが基本ですが、
 充分に意思が伝わらないときは、学校のカウンセラーや私まで連絡
 してください。
 人を介してお互いの言い分が伝われば、あっさり解決することが
 ほとんどです。


(特に注意していただきたいこと)


 カナダの家屋は、部屋数が多いため、ホストファミリーは通常、
 複数の留学生を複数受け入れています。(お部屋は別になります。)
 
 ホストファミリーは基本的に学校が紹介を行っており、
 同国籍の生徒さんが同じ家庭に重ならないように手配されます。

 ただ、ファミリーが複数の学校と提携している場合、まれに異性同士や
 同国籍の生徒さんが違う学校からホームステイし、偶然同じ家庭に
 なってしまうことがあり、事前にお知らせした情報と実際の滞在状況が
 異なる場合があります。

 このような場合は、私や学校スタッフへ連絡してださい。




  今の家庭は快適です。最初は溶け込む努力は必要です。
  例えば、朝は必ず早く起きて、家族の人と顔を合わすようしています。   C.O.さん(トロント)

 
  やさしいです。とくにカルガリーは田舎なのでとってもフレンドリー
  です。割りと大雑把なのでテーブルの上が汚れてたり
  そういうのはあまり気にしないようです。                匿名さん(カルガリー)




■■■ 学生寮 ■■■

 寮のある学校は非常に限られています。
 人気も高いので、出発の6ヶ月ぐらい前から準備を始めましょう。

 バスルームやキッチンは共同ですが、個室滞在、食事付、相部屋、
 食事なしなど、さまざまなタイプがあります。
 食費などのコストを入れると、費用はホームステイと変わりません。

 学生同士で共同生活を送ることで交流を図るというメリットがある一方
 英語が母国語でない留学生同士で常に過ごすため、
 ネイティブスピーカーの英語(フランス語)に触れる機会が
 限りなく少なくなるというデメリットもあります。



■■■ ルームシェア ■■■

 ワーホリや長期留学の生徒さんは、
 何人かでアパートや一軒家などを間借りすることができます
(観光ビザでは難しい)。
 暮らし方によっては、ホームステイより低コストに抑える
 ことも可能です。

 通常、アパートではオーブンや冷蔵庫は備え付けで、
 建物内にコインランドリーが設置されています。
 家賃には水道、電気、暖房が含まれています
 (1LDKのアパートの場合:平均$500~700/月)。

 新聞のClassified欄や、学校などの掲示板、日本食レストラン等で
 情報を収集できます。



 日々の暮らしは、学校生活と同じぐらい、いえそれ以上に大切です。

 日常の基本となる生活環境が良いものであれば、
 留学生活全体も快適で実りあるものになりますので、
 滞在方法は事前によく検討しておきましょう。

 一人暮らしの長い生徒さんが、ホームステイにあこがれて
 いざ始めてみたものの、世話好きなファミリーをどうしても
 受け入れられず、やむなくリタイヤ、というケースもあります。 


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